数年前から何度かNew Mamiya 6病の症状が現れ、その度にいろいろ物色していたのが、この度ようやく完治した。
或る日、よく行くカメラ店のウインドウを眺めていたらNew Mamiya 6が眼に入り、値札を見るとなかなか安い。さらによく見れば、な、なんと50/4付き。これじゃボディはオマケっていうくらいの値段! Newだからファインダーはスッキリしている、見た感じキレイ、保証も付いているということで購入を決断。しかし心配になって「これってレンズ込みの値段?」と店員さんに尋ねたら「ええ、なんでこんなに安いんですかねえ...」。
New Mamiya 6の場合、交換レンズもアクセサリーも最小限しかないので、物欲が拡散せず実に宜しい。こういうカメラを買うと、使いもしない古いカメラなんぞもう処分してしまって真面目に写真を撮ろうとか考えたりするのだが、なかなかそうもいかない。
New Mamiya 6はレンズが沈胴するのでカバンにスッと入るし肩に掛けているときも邪魔にならず、またレンズシャッターなので手持ちでもかなりスローが切れる。
ファインダーはBessa R並みの切れの良さだが、シャッタースピード表示が見難いのが難点。6×6というフォーマットは撮影時に構図で悩むのだが、これは慣れていないからだろう。
レンズ交換時にはボディ下部のレバーで遮光幕を引っ張り出さないといけないが、交換レンズを持ってないのであまり関係がない。
下の写真を見ての通り、このカメラは蛇腹カメラの系譜上にある。Mamiya 7では沈胴機構が無くなったが、これはレンズ設計上の理由なのだろうか? 
50mm/F4レンズは対称型で歪曲収差も殆んど無く周辺までシャープで素晴らしい写り。フードも格好が良い。
スクエアフォーマットの広角というのは形而上的な趣がある。 となるとHasselのSWなんかが欲しくなってくるわけだが、これは経済上の理由により不可能なので当分は大丈夫、と思う....
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